3分で確認!! 本日の医療ニュース 25/4/21号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
同じ内容の記事を「note」でも投稿しています。
こちらのメールで上手く改行されず読みにくい場合は「note」からご確認いただくと読みやすい場合があります👇
それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①“新型コロナ発生源 中国研究所か”米ホワイトハウス 新サイト

関連情報👇
【ちょこっと解説】
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米ホワイトハウスが「研究所からの流出・コロナウイルスの真の発生源」と題した新ウェブサイトを公開。武漢研究所からウイルスが流出した可能性を強調し、「研究所に関係した事故が発生源である可能性が最も高い」と主張。トランプ大統領の写真も掲載。
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発表された内容は共和党主導の議会下院委員会報告書に基づくもの。「コロナウイルスは自然界には存在しない特徴を持つ」と記載し、マスク着用の有効性にも疑問を呈する内容となっている。
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新型コロナウイルスの起源については情報機関内でも見解が分かれ、FBI・CIA・エネルギー省は実験室流出説を支持する一方、一部機関は自然発生説を支持。米国民の66%が実験室流出説を信頼しているという調査結果もある。
②「ピロリ菌除菌後の健康人における初発胃がんリスク」を予測可能に、超ハイリスク集団も同定—国がん他

gemmed.ghc-j.com/?p=66399 「ピロリ菌除菌後の健康人における初発胃がんリスク」を予測可能に、超ハイリスク集団も同定—国がん他 | GemMed | データが拓く新時代医療 ピロリ菌除菌後の健康人において、「発がん前の胃粘膜組織におけるDNAメチル化レベル」を測定することによって、初 gemmed.ghc-j.com
関連情報👇
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国立がん研究センター:『ピロリ菌除菌者での初発胃がんリスク診断に成功』
【ちょこっと解説】
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国立がん研究センターと星薬科大学が、ピロリ菌除菌後の健康人における胃がんリスクを、胃粘膜組織のDNAメチル化レベル測定で予測可能であることを解明。特に、DNAメチル化レベル最高群は最低群と比べ、胃がん発生リスクが7.7倍高いことが判明。
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胃がんリスクマーカーRIMS1遺伝子のDNAメチル化レベルが25.7%を超える集団を「超ハイリスク群」として同定。この集団では1年間での胃がん発生頻度が急速に増加することから、年1回の経過観察が推奨される。
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本研究により、個人のリスクに応じた検診間隔の調整が可能となり、早期発見・治療効率の向上、医療経済負担の軽減、さらには他の慢性炎症性がんへの応用も期待される。
③【市販薬の乱用】中学生にも/過去1年間の経験率は1.8%、55人に1人/嶋根研究班

【ちょこっと解説】
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国立精神・神経医療研究センターの2024年調査で、中学生の市販薬乱用の実態が初めて明らかとなる。過去1年間の乱用経験率は1.8%(55人に1人)で、男子1.5%、女子2.0%。これは一般住民の経験率0.75%を大きく上回る数値である。
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乱用された市販薬の入手経路は、薬局・ドラッグストア等の実店舗が64.2%と最多で、次いで家の常備薬33.3%、友人等3.6%、インターネット3.5%の順となった。
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全国244校、3万7967人の中学生を対象とした大規模調査であり、咳止め薬などの市販薬乱用・依存症例の急増を背景に実施。調査結果から、問題が全国に広がっている可能性を指摘している。
④訪日客の急増で避けられない外国人対応、まずは何から対策するべき?

【ちょこっと解説】
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訪日外国人が2024年に約3687万人と過去最高を記録し、外国人患者も増加傾向。言語の壁、医療費未払い、文化・習慣の違いに関連したトラブルが発生。大阪・関西万博による更なる訪日客増加も見込まれ、都市部だけでなく地方部でも対応体制整備が必要となる状況。
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外国人患者受入の対策として最優先すべきは「コミュニケーション環境の整備」。遠隔通訳サービスの契約、通訳人材の確保、AI医療翻訳システムの導入などが有効。全国335の二次医療圏のうち84.8%が翻訳端末を導入済みで対応体制の裾野は拡大中。
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医療費未払い防止も急務。概算費用の事前提示や支払能力確認のフロー標準化、保証金預かりやクレジットカード事前承認の仕組み構築が必要。加えて院内職員の意識改革と教育も重要で、外国人患者を「当たり前に来院する多様な患者の一カテゴリー」として対応できる体制づくりが求められる。
⑤せき起こす細胞発見 京都府立医大、マウスの喉に

【ちょこっと解説】
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京都府立医科大学などの研究チームは、マウス実験により、喉に存在するせきを誘発する細胞を発見。この細胞は、異物が喉を通過すると、その感覚を脳へ伝える神経に情報を送り、せきを引き起こす役割を持つ。
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この細胞は、たばこの煙などの刺激物質に反応して活性化することが判明。今後、ヒトにおける存在確認や、詳細なメカニズム解明が期待される。
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この発見は、世界で約1割の人々が罹患し、原因不明や治療困難な例も多い、慢性咳嗽の新たな治療法開発に繋がる可能性を秘めている。細胞の働きを抑制することで、せき症状を効果的に抑える治療法の確立が期待される。
⑥肝臓再現したミニ臓器 慶応大など作製、創薬研究に活用

関連情報👇
【ちょこっと解説】
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慶応大とJSRが、成人肝細胞から肝臓の働きと構造を忠実に再現した「ミニ臓器(オルガノイド)」の作製に成功。サイトカインで肝細胞を増殖させ、数種類のホルモンで成熟化させる画期的手法を確立。研究成果は英科学誌ネイチャーに掲載された。
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開発されたオルガノイドは遺伝子発現や代謝機能が実際の肝臓とほぼ同等。OTC欠損症などの病態再現も確認され、肝機能低下マウスへの移植でも効果を実証。高品質な肝細胞を安定的かつ大量に培養可能となった。
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創薬研究における毒性試験に革命をもたらす可能性があり、従来の凍結肝細胞使用の課題だった高コストと品質ばらつきを解決。約1カ月で十分な量の均質な肝細胞を作製でき、脂肪肝研究や再生医療への応用も期待される。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①塩野義製薬

塩野義製薬
リンデロン懸濁注 限定出荷のお知らせ
med.shionogi.co.jp/news/package/2…
②日新製薬

日新製薬
アダパレンゲル0.1%「日新」 限定出荷解除のお知らせ
yg-nissin.co.jp/products/PDF/4…
③ネオクリティケア製薬

ネオクリティケア製薬
オザグレルNa点滴静注80mg/100mLバッグ「IP」供給に関するお知らせ
neocriticare.com/seihin-info/fi…
④光製薬

光製薬
オザグレルNa点滴静注80mg/100mLバッグ「IP」 販売中止のお知らせ
hikari-pharm.co.jp/hikari/wp-cont…
⑤岩城製薬

岩城製薬
医療用医薬品 供給情報
iwakiseiyaku.co.jp/dcms_media/oth…
⑥ヴィアトリス製薬

ヴィアトリス製薬
通常出荷再開のお知らせ
viatris-e-channel.com/viatris-produc…

ヴィアトリス製薬
供給制限実施製品一覧表
viatris-e-channel.com/viatris-produc…
⑦共和薬品工業

共和薬品工業
アムロジピン OD 錠 10mg「アメル」 限定出荷に関するご連絡とお詫び【第二報】
amel-di.com/medical/di/dow…
⑧日東メディック

日東メディック
一部包装規格における限定出荷解除のお知らせ(ヘパリン類似物質ローション0.3%「NIT」)
nittomedic.co.jp/info/images/os…

日東メディック
限定出荷のお知らせ(シアノコバラミン点眼液0.02%「ニットー」)
nittomedic.co.jp/info/images/os…
厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
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厚生労働省:医療用医薬品供給状況
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①【無料・PECS1単位】4月24日 Web セミナー「患者さまの「ありがとう」を増やす~信頼を生む接遇とコミュニケーション力向上セミナー」
このニュースレターについての説明はこちら👇
本日の情報は以上です。
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