3分で確認!!　本日の医療ニュース　25/4/23号

【ちょこっと解説】

• 百日せきの患者数が4月13日までの1週間で1222人を記録し、3週連続で過去最多を更新。2018年以降の最多数で、年間累計は7084人と昨年を3000人上回る状況である。

• 特に生後6か月以下の乳児は重症化や死亡のリスクが高く、近年では抗菌薬が効かない耐性菌の感染例も報告されている。新潟県99人、東京都89人、兵庫県86人など、全国で感染が拡大中である。

• 日本小児科学会は、生後2か月からの定期予防接種に加え、就学前児童や11〜12歳児への追加接種を推奨。乳児への感染防止が重要課題となっている。

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• 厚生労働省：『顔認証付きカードリーダーの目視確認モードが改善されました』

【ちょこっと解説】

• 医療機関における顔認証付きカードリーダーの目視確認モードが改善され、資格確認端末からの操作不要。顔認証付きカードリーダーの操作のみで利用可能となった。顔認証や暗証番号での本人確認ができない患者に対して使用するモードである。

• 使用方法は、職員用ボタンを選択し、事前発行の目視確認用パスコード（4桁）を入力するだけ。認知症患者や体調不良者、顔認証失敗時など、通常の認証が困難な場合に有効な手段となる。

• 目視確認モード利用には、オンライン資格確認等システムから事前にアカウントごとにパスコード発行が必要。有効期限なし。忘れた場合は再発行の必要あり。

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• 日本高血圧学会：『デジタル技術を活用した血圧管理に関する指針』

【ちょこっと解説】

• 日本高血圧学会が「デジタル技術を活用した血圧管理」の指針を公表。約3万件の論文を精査し、カフ式血圧計が最も高い推奨度で収縮期血圧を平均3.27ミリHg低下させる効果あり。一方、ウェアラブルデバイスやAIは「エビデンス不十分」と判断。

• 「行うことを提案する」と評価されたのは塩分濃度計測機器と遠隔医療・保健指導の併用。前者は血圧を平均2.45ミリHg低下させ、後者はテキストメッセージなどと対面診察を組み合わせると約3ミリHgの低下効果あり。

• スマホアプリは健常者で3カ月以内、高血圧患者なら6カ月以内の使用で血圧低下効果を確認。指針作成委員長は健康保険組合に指針活用を促し、デジタル技術開発企業には製品と共にエビデンスの提示を求めている。

【ちょこっと解説】

• 生成AIの新潮流: 従来型AIが識別・分類に優れるのに対し、生成AIは文章・画像・音声など創造的コンテンツを新たに生成可能。医学論文解読やEBM実践の効率を劇的に向上させる潜在力を持つ。

• ChatGPTの基本: 2022年11月公開のChatGPTは、チャットボット形式で人間らしい回答を生成。無料アカウント作成可能で、自然言語による指示入力（プロンプト）で医薬品情報業務に活用できる。

• 医薬品情報（DI）業務変革の可能性: 生成AIを活用することで情報過多な医薬品情報から必要なデータだけを抽出・要約する業務効率化が可能。日本語対応済みで、専門知識がなくても医学論文や統計データの解読を支援。

【ちょこっと解説】

• 厚生労働省は、熱中症対策を事業者の義務とし、罰則付きの改正省令を6月1日に施行する。これは職場での熱中症による死者を減らすことを目的とし、特に初期症状の早期発見と重症化防止策の重要性を強調するものだ。

• 対象となるのは暑さ指数28以上または気温31度以上の環境で、1時間以上または1日4時間を超える作業を行う職場だ。義務に違反した場合、6月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性がある。

• 義務化の柱は以下の3点である。(1) 熱中症の疑いがある場合の報告体制の整備、(2) 症状悪化防止の手順の策定、(3) 労働者への対策の周知。同省はさらに予防策を議論する有識者検討会を今後設立する方針だ。

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【ちょこっと解説】

• 2023年度決算は多くの病院にとって過去最悪となり、病院経営の悪化が深刻化。

• 医薬品材料費、水道光熱費、人件費の上昇、入院患者数の減少など、厳しい経営状況が続く。

• 本書では、豊富なデータ分析に基づき、病院経営の改善策を具体的に提示。

• 新型コロナウイルス感染症流行の影響による病床再編、高度急性期機能の維持・向上、ケアミックス病院の強みなどを解説。

• 時代に応じた病院機能・病床機能の発揮方法を、データを用いながら解説。

• 診療報酬改定、働き方改革、地域医療構想など、病院経営を取り巻く最新動向を踏まえた分析を提供。

• 病院経営者、病院幹部、医療従事者など、病院経営の改善に携わる全ての人。

• 医療政策に関心のある方、病院経営の現状と課題を理解したい方。

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こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

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本日の情報は以上です。

本日も張り切っていきましょう(^^)

それでは次回の配信もお楽しみに♪