3分で確認!!　本日の医療ニュース　25/5/26号

それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇

【ちょこっと解説】

• 自民・公明・維新の3党による社会保障改革協議で、全国約11万床の病床削減により医療費1兆円削減の効果が見込めるとの考え方を共有。保険料負担軽減に向けた具体策として注目される。

• 市販薬と同様の効能がある医薬品の保険給付見直しについては、各党間の主張に隔たりあり。現国会での結論は難しく、引き続き協議継続の方針。

• 維新の会は4兆円の医療費削減による年間6万円の社会保険料引き下げを目指す姿勢。党首討論後に病床削減数での合意が進展し、3党の議論内容を文書化する方向へ。

関連情報👇

• 厚生労働省：『疑義解釈資料の送付について（その25）』薬局のムダ、まだ眠っていませんか？経営に効く“棚卸・在庫管理のコツ”

【ちょこっと解説】

• 2024年度診療報酬改定により、5-7月の訪問回数が2100回超の機能強化型在宅療養支援病院・診療所は、翌年1月から「在宅データ提出加算」の届出が必須条件となった。経過措置あり。

• 2025年6月2日までに「試行データの提出に係る様式7の10」を提出しなければ、機能強化型の届出取り下げが必要。その後も2025年11月27日までの試行データ提出、2026年2月2日までの様式7の11提出も求められる。

• 機能強化型要件を満たせない場合でも、他の基準を満たせば通常型の在宅療養支援病院・診療所としての届出は可能。在宅医療の効率性向上とデータに基づく評価推進が改定の狙い。

【ちょこっと解説】

• 現在の医療現場での生成AI活用状況: 診療記録の要約や退院サマリー・紹介状作成、医学論文検索などに活用可能。ただし、電子カルテに組み込むなど業務で使用できる環境がある医療機関は少数。セキュリティ対応が課題である。

• 2040年の医師と生成AIの関係: 事務的負担は大幅に軽減される見込み。一方、診断支援の採用は限定的で、診療報酬制度が数量重視のため、AIによる医療の質向上の恩恵を受ける患者は少数にとどまる可能性が高い。

• 将来の普及予測: 2040年には45歳以下の医師はほぼ100%、上の世代は30～40%が日常的に利用。医療機関全体では約半数で導入され、特に研修医や専攻医など業務効率化を求める層から普及が進む。

関連情報👇

【ちょこっと解説】

• 三井薬局合同会社がChatGPT-4oを活用し、SARIMAモデルによる患者数予測を実施。過去3年のデータから季節性を考慮した来局者数を高精度で予測し、スタッフ配置や医薬品在庫の最適化を実現。月平均600万円だった仕入れ額を350万～500万円に削減。

• 患者サービス向上のため、音声認識AIを用いた字幕表示システムを導入。高齢者や外国人患者とのコミュニケーション円滑化に貢献。

• AIロボット「LOVOT」の導入で待ち時間の患者ストレス軽減。DXを駆使した日本一の薬局づくりを目指す姿勢が経営改善の原動力に。

【ちょこっと解説】

• ブタの腎臓を人間に移植する異種移植が急速に進展。米マサチューセッツ総合病院で世界初の移植手術を実施し、2025年には臨床試験開始予定。ゲノム編集技術により、免疫拒絶反応を軽減させ、ウイルス感染リスクも低減。

• 対象は55〜70歳の末期腎不全患者で、5年以内に従来の腎移植が受けられない見込みの者。手術手技は通常の腎移植と大差ないが、術後管理では免疫抑制薬を5種類使用し、血圧や水分管理に注意が必要。

• 日本でもポル・メド・テック社が遺伝子改変ドナーブタを約40頭生産。無菌環境で管理し、レシピエントの体格に合わせて成長させる体制を整備中。将来的には透析に代わる新たな治療選択肢となる可能性。

【ちょこっと解説】

• 2025年版の『日本人の食事摂取基準』からベジファーストの項目が削除された背景には、血糖値コントロールに有効な手法が、ダイエット効果があるものと誤って拡大解釈されたことが関係しており、最新研究では単に野菜を先に食べれば良いというわけではないことが判明した。

• 60歳以降は筋肉量の減少を防ぐため、ベジファーストから「たんぱく質ファースト」への切り替えが推奨される。これは血糖値上昇も抑制でき、朝食でのたんぱく質摂取は特に筋肉の形成に効果的である。

• 高齢者の「ミートファースト」では、肉→糖質→野菜の順で食べることが望ましく、セロトニンの材料となるトリプトファンを含む肉類を優先的に摂取することで、筋力維持と意欲向上に繋がる。

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医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

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それでは次回の配信もお楽しみに♪