「医療ニュース観測所」最終回のごあいさつ
これで、「医療ニュース観測所」はひと区切りです。
5年間、ほぼ毎日。ニュースを集め、選び、まとめて、お届けしてきました。
この作業は、もはや歯磨きと同じくらい、生活の一部になっていました。
それが明日からなくなると思うと、やっぱり…さびしいです。
いま私は、転職活動の真っ最中です。
医療業界に関連する企業を離れ、新たな道を探そうとしています。
会社の構想のなかで、自分の居場所が見つけられなくなってしまったこと。
自分の力不足を痛感したこと。
…いろんな感情が入り混じっていますが、今は前を向いて歩き出すタイミングだと感じています。
そんな中、5月で39歳になりました。
年齢的にも、「ここからが分かれ道か?」と自問自答しつつ、でも正直、「ちょっと今は休憩してもいいんじゃない?」という気持ちもあります。
だって、頑張ってきましたからね、わたし(自分で言います)。
ちなみに最近は、「最短3ヶ月でお坊さんになれる資格講座」に惹かれたり、タイミーのような“隙間バイト”に興味津々だったりと、わりと自由です(笑)。
一方で、医療業界の情報収集という習慣はきっとこれからも変わらないと思います。
X(旧Twitter)のアカウントは、情報収集用として引き続き稼働予定ですし、生成AI関連の情報を届ける新しいアカウントも立ち上げようと準備中です。
初心者の方や、無料で試したい方向けの発信をしていけたらと考えています。
そして、もしかしたら――このメルマガも、かたちを変えてまた始めるかもしれません。
たとえば、更新頻度を週1程度にしてみる。
あるいは、もっと簡素に情報収集のメモを共有する形にしてみる。
「医療ニュース観測所 2nd season」…なんてこともあるかも?(…なんて、書いたら自分でプレッシャーかけちゃいますね。)
また、個人ブログ「ポンコツですけどなにか」では、私の今のぐだぐだな日々や、転職活動のことなんかもつづっていく予定です。
「大人だって迷っていいじゃないか」精神で、ゆるく更新していきますので、よかったらそちらも覗いていただけたら嬉しいです。
最後になりますが…
これまで読んでくださったみなさん、本当に、本当に、ありがとうございました。
「いつも見てます」「ありがとう」のひとことが、どれだけ励みになったか分かりません。
正直、くじけそうになった日も、やめようと思った日も、ありました。
でも、「待ってる人がいるかもしれない」と思うだけで、踏みとどまれた。
そんな存在が、自分の人生のなかにあったことが、何よりの幸せです。
夜遅く、眠い目をこすりながらPCに向かった日。
休日の朝、家族より早く起きてニュースをチェックした日。
コロナに感染しながらも1日も休まず配信を続けた日。
小さな画面の向こうに、ちゃんと“誰か”がいると信じられた日々でした。
さようならは、さびしいですが、だからこそ、次にまた出会えたときは、きっとうれしさもひとしおです。
これまでメルマガを読んでくださった多くの方が、医療の現場やその周辺で日々奮闘されている方々です。
診療・看護・介護、経営・制度対応、地域連携、情報発信…どの分野であれ、皆さまがそれぞれの持ち場で支えてくださっているからこそ、日本の医療は成り立っています。
この数年、コロナ禍を経て、医療を取り巻く環境は大きく変わりました。
そしてこれから先も、変化のスピードが緩むことは、きっとありません。
制度も、技術も、価値観も、どんどんアップデートされていく中で、現場に立ち続けるということは、想像以上の覚悟としなやかさを要する営みだと思います。
それでも、誰かの健康や命、そして暮らしを守るために、今日も明日も動き続ける皆さまに、私は心からの敬意を抱いています。
どうか、どうか、ご自身の体と心を大切に。
皆さまが支える現場が、少しでも報われ、誇れる場所でありますように。陰ながらではありますが、これからもずっと応援しています。
それでは、またどこかで。感謝を込めて。
―― 医療ニュース観測所 より
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