3分で確認!! 本日の医療ニュース 25/5/22号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
同じ内容の記事を「note」でも投稿しています。
こちらのメールで上手く改行されず読みにくい場合は「note」からご確認いただくと読みやすい場合があります👇
それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①【厚労省】保険薬局などの指定拒否で事務連絡

関連情報👇
【ちょこっと解説】
-
厚労省は2025年5月19日、保険医療機関・薬局の指定拒否および保険医・薬剤師の登録拒否に関する事務連絡を発出。不正請求の返還金未納付、再三の指導監査後も改善なし、指定取消後の再申請などの場合に「著しく不適当」と判断し指定・登録拒否が可能。
-
具体的拒否事由として、①取消後の別医療機関での申請、②取消処分回避のための辞退後の再申請、③複数回の指定取消、④不正・不当請求に係る返還金未納付、⑤指導監査後も改善なしの場合を明示。
-
令和7年6月1日から適用開始。現行法に基づく指定取消・登録取消に対する適用は従前の例による。
②日医・松本会長 26年度診療報酬改定「いわゆる“真水”での対応が必要」 消費税の増収分活用を訴え

【ちょこっと解説】
-
松本会長は26年度診療報酬改定において「真水」での対応が必要と強調。医療機関の経営は限界を超える厳しさで、どこかを削って財源捻出する方法では賃金・物価上昇への対応が不可能であり、財源の純粋な上乗せが不可欠と主張。
-
財源確保策として消費税の増収分の活用を訴え。消費税収は20年度から25年度で3.9兆円増加したが社会保障充実に使われておらず、経済成長の果実である消費税増収分を社会保障にしっかり活用すべきと主張。
-
骨太方針2025では高齢化の伸びの範囲内抑制という目安対応を抜本的に改めるべきと指摘。また財政審の議論は大半容認できず、特に生活習慣病管理料に関する提案は医師が判断すべき内容で財政審が言及すべきではないと批判。
③サイアザイド系利尿剤に添文改訂を指示 ARBとの合剤も、合計13製品―厚労省

関連情報👇
-
厚生労働省:『「使用上の注意」の改訂について』
【ちょこっと解説】
-
厚労省は、サイアザイド系利尿剤含有13製品に対し、「急性近視」「閉塞隅角緑内障」「脈絡膜滲出」の副作用リスクを添付文書に追記するよう指示。ARBとの配合剤も対象となった。
-
ドンペリドンについては、「妊婦または妊娠している可能性のある女性」の禁忌を削除し、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ投与する旨に変更。催奇形性リスクは臨床用量の約65倍投与時の報告であることが根拠。
-
脊髄性筋萎縮症治療薬「ゾルゲンスマ」も、海外10例・国内1例のインフュージョン・リアクション関連事象が報告されたため、注意喚起の追記が指示された。
④A型肝炎ワクチン、5回以上の接種は必要ない?

【ちょこっと解説】
-
A型肝炎ワクチン「エイムゲン」の接種回数と抗体価の関連性調査で、4回以上の接種群では非接種群や1~3回接種群と比較して有意に高い抗体価を示し、最終接種から最長約190カ月後も高抗体価を維持する傾向が明らかとなった。
-
4回以上接種した群内で、5回、6回、7回以上と接種回数ごとに抗体価を比較した結果、群間で有意差は認められず、5回目以降の追加接種による抗体価上昇効果は乏しい可能性が示唆された。
-
防衛医科大学校の槇陽平氏の研究グループは「4回接種で確実な抗体産生が誘導される」と結論づけ、A型肝炎ワクチンは4回までの接種で十分な効果が得られる可能性を指摘した。
⑤診療中に生成AIを活用したことのある医師は24.8%

【ちょこっと解説】
-
診療現場におけるAI活用の実態調査結果について、医師8540人へのアンケートを分析。診療中の生成AI活用経験は24.8%で、若年層ほど活用度が高く、20代医師では37.7%に達している。将来的にAI診断が医師を上回ると考える医師が66.7%を占め、医療分野でのAI活用への期待が高いことが判明。
-
具体的な利用状況では、文章校正(30.8%)、論文の解説・要約(30.2%)、メール作成(25.7%)が上位を占め、診断支援は14.2%と業務効率化目的での活用が主流。ただし高齢医師層では診断支援での活用割合が増加傾向。
-
患者のAI利用については72.3%の医師が賛成。救急車の適正利用等にメリットを感じる一方、AIと医師の判断相違によるトラブル発生や、患者の過度なAI依存への懸念も存在。
⑥新型コロナがまた尋常ではない…タイで2週間で5万人感染、香港で30人死亡

#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/59095… 新型コロナがまた尋常ではない…タイで2週間で5万人感染、香港で30人死亡(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース 中華圏を中心に広がっていた新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の再拡大の様相がタイでも本格化した。最近2週間の間、累積 news.yahoo.co.jp
【ちょこっと解説】
-
アジア各国で新型コロナの感染再拡大が深刻化。タイでは2週間で約5万人が感染し、特にバンコクが6290人と最多。「ソンクラーン」祭りの開催が拡大要因と分析される。当局は統制可能としているが、医療界は長期化を懸念。
-
香港では1カ月間で死者30人、感染率13.7%と1年ぶりの最高値を記録。中国本土の陽性率も3月末の7.5%から5月初めには16.2%へ急騰。シンガポールも感染者28%増、入院者30%増と拡大傾向が顕著。
-
中国感染症権威の鍾南山院士によれば、現在流行中のXDV変異株は感染力は強いが病原性は弱いと指摘。流行は6〜8週間続く見通し。季節性ではなく、完全に消えることはない可能性が高いとの見解を示す。
こちらの「X」(旧Twitter)アカウントではここでは紹介しきれなかったその他の医療に関するニュースもご確認いただけます(^^)是非ご確認ください↓
【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①第一三共

第一三共
ロキソニンゲル1%限定出荷に関するお詫びとお知らせ
medicalcommunity.jp/filedsp/node$1…
②ニプロ

ニプロ
メロペネム点滴静注用バッグ0.5g/1g「NP」 限定出荷解除のご案内
med.nipro.co.jp/servlet/servle…
③岩城製薬

岩城製薬
エピナスチン塩酸塩錠20mg「イワキ」の限定出荷のご案内
iwakiseiyaku.co.jp/dcms_media/oth…
④サンファーマ

サンファーマ
プルゼニド錠12mg 限定出荷解除のお知らせ
jp.sunpharma.com/null/e3db346f8…

サンファーマ
供給に関するご案内(5月21日更新)
jp.sunpharma.com/null/9181b91d0…
⑤塩野義製薬

塩野義製薬
サインバルタカプセル20mg・カプセル30mg 販売移管(流通移管)及び一部包装容量販売中止のご案内
med.shionogi.co.jp/news/package/2…
⑥寿製薬

寿製薬
マーズレン配合錠0.5ESマーズレンS配合顆粒トラセミド錠4mg「KO」ラマトロバン錠75mg「KO」ロルノキシカム錠4mg「KO」トラマドール塩酸塩OD錠25mg「KO」 納期遅延のお詫びとお知らせ
kotobuki-pharm.co.jp/prs2/wp-conten…

岩城製薬
医療用医薬品 供給情報(2025年5月21日現在)
iwakiseiyaku.co.jp/dcms_media/oth…
⑦日医工

日医工
イルソグラジンマレイン酸塩錠2mg/4mg「NIG」 限定出荷および出荷停止に関するお知らせ
nichiiko.co.jp/medicine/file/…

日医工
イルソグラジンマレイン酸塩錠2mg/4mg「日医工」 限定出荷に関するお知らせ
nichiiko.co.jp/medicine/file/…
厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
-
厚生労働省:医療用医薬品供給状況
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①【速報】改正薬機法が成立。最低限把握すべき内容とは?
このニュースレターについての説明はこちら👇
本日の情報は以上です。
本日も張り切っていきましょう(^^)
それでは次回の配信もお楽しみに♪
すでに登録済みの方は こちら