3分で確認!! 本日の医療ニュース 25/5/20号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
同じ内容の記事を「note」でも投稿しています。
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おかげさまで昨日39歳になりました。久しぶりに嫁が短いブログ記事を書いたので見てやってください(^^)私も久しぶりにブログ書こうかな・・・。
それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①薬剤師が「薬剤減量の必要性」や「副作用が患者の職業に及ぼす影響」など考慮し、適正な処方内容(薬剤の変更等)を実現—医療機能評価機構

関連情報👇
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日本医療機能評価機構:薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」
【ちょこっと解説】
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日本医療機能評価機構が公表した「共有すべき事例」において、薬剤師が「戻し間違いによる薬剤取り違え」防止のため、薬剤棚の配置工夫や複数人確認、GS1コード活用などの対策実施が重要と指摘。また、用量誤りの是正事例では、抗凝固薬の適切な減量提案を通じ、入院医療機関と外来診療施設の連携強化の必要性を強調。
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調理師の患者に味覚消失の副作用をもつ薬剤が処方された事例では、薬剤師が患者の職業と副作用の関係性を考慮し、処方医と連携して吸入薬への変更を実現。このような対応は「対物業務」から「対人業務」への移行を示す好例であり、かかりつけ薬剤師の服薬情報の一元管理や医療機関との連携強化の重要性を示す事例。
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高齢者のポリファーマシー対策では、薬剤師による減薬提案や重複投薬防止が評価され、調剤報酬改定で【服用薬剤調整支援料】や【重複投薬・相互作用等防止加算】が設定。厚労省は「地域における高齢者のポリファーマシー対策」を策定し、病院・クリニック・薬局が連携した地域ぐるみの対策推進を重視。
②開業医の18.6%が「閉院を検討」◆Vol.12「稼働率が80%を超えない」病院幹部26.7%が減床検討

「稼働率が80%を超えない」病院幹部26.7%が減床検討
医療維新 | m3.com m3.com/news/iryoishin… 開業医の18.6%が「閉院を検討」◆Vol.12 医療機関を取り巻く環境が厳しさを増す中、今後規模の変更などを考えているか尋ねたところ、開業医の18.6%が「閉院を検討」 www.m3.com
【ちょこっと解説】
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全国の開業医の18.6%が閉院を検討しており、その背景には12時間連続診療や日曜診療などの過酷な労働環境、診療報酬の低さによる経営難、保険診療での必要経費の支払い困難など、深刻な経営状況がある。
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病院幹部の26.7%が規模縮小を検討しており、主な要因は病床稼働率が80%を下回っていること、人口減少による需要低下、看護師確保の困難さ、人件費や材料コストの高騰による赤字経営などの構造的な問題である。
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医療機関の経営環境は一層厳しさを増しており、物価上昇に対して診療報酬が追いついていないことや、人材確保の困難さが顕著となっている。一部の地域では病床削減に対する行政からの支援制度も導入されているが、抜本的な解決には至っていない。
③肥満に対するGLP-1作動薬の直接対決試験、チルゼパチドに軍配

【ちょこっと解説】
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チルゼパチドとセマグルチドを肥満患者で比較したSURMOUNT-5試験において、72週間後の体重減少率はチルゼパチド群-20.2%、セマグルチド群-13.7%と、GIP受容体も刺激するチルゼパチドが有意に優れた効果を示した。腹囲減少も同様の結果。
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消化器症状が両群で最も多い有害事象だが、重篤な有害事象はチルゼパチド群4.8%、セマグルチド群3.5%で発生。安全性と忍容性は既報の臨床試験と同様のプロファイル。
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体重減少効果はチルゼパチドが優れるが、セマグルチドはSELECT試験で心血管イベント抑制効果が証明済み。一方、チルゼパチドの心血管アウトカム試験は2027年末まで結果が出ないため、薬剤選択は効果の強さか使用経験とエビデンスのバランスで判断が必要。
④corteとソラミチシステム社が共同開発した、AI薬歴作成支援サービス「corte」、日本調剤全763店舗への導入決定!

【ちょこっと解説】
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株式会社corteとソラミチシステム社が共同開発したAI薬歴作成支援サービス「corte」が日本調剤全763店舗へ導入決定。国内最大規模の導入により、薬剤師の業務負担軽減と服薬指導の質向上を実現する画期的なプロジェクト。
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「corte」は薬剤師の服薬指導会話を音声認識AIと生成AIが自動でSOAP形式に変換する薬歴作成支援サービス。手入力作業削減、記載精度向上、業務時間短縮が実現し、薬剤師が患者との対話に集中できる環境を創出。
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先行導入では薬歴作成時間短縮、残業時間削減、メモ取り不要化、薬剤師間の情報共有円滑化など顕著な効果。今後もAI技術の進化による機能拡張を予定し、薬局業界全体のDX推進を通じて医療の質向上に貢献。
⑤「認知症」「脳卒中」「老年期うつ病」の3大リスクが爆上がり!運命を分ける“毎日の習慣”とは?【米国最新研究】

【ちょこっと解説】
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脳卒中、認知症、老年期うつ病は17個の共通リスク因子(飲酒、血圧、BMI、血糖値、コレステロール、認知活動、睡眠、喫煙など)を持ち、これらの改善により三疾患すべての発症リスク低下の可能性が示唆された。
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米マサチューセッツ総合病院の研究によれば、脳卒中の60%、認知症の40%、老年期うつ病の35%は修正可能なリスク因子に起因しており、日常習慣の改善が重要である。
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研究者らは182件のメタアナリシスから59件を精査し、複合アウトカムへのリスク因子影響を算出。今後はこの結果を「脳ケアスコア」の精度向上に活用し、脳健康維持への取り組みを強化する方針。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①沢井製薬

沢井製薬
タダラフィル錠10mgCI「サワイ」 出荷再開のご案内
med.sawai.co.jp/file/pr27_4680…

沢井製薬
弊社製品の供給に関するご連絡とお詫び
med.sawai.co.jp/file/pr27_1227…

沢井製薬
全製品供給状況一覧
med.sawai.co.jp/pdf/announce/a…
②ヨシダ製薬

ヨシダ製薬
出荷調整品一覧(2025年5月19日現在)
yoshida-pharm.co.jp/files/informat…

ヨシダ製薬
単軟膏「ヨシダ」限定出荷解除のお知らせ
yoshida-pharm.co.jp/files/informat…
③ニプロ

ニプロ
生理食塩液「NP」(20mL)・レボホリナート点滴静注用25mg「NP」 限定出荷解除のご案内
med.nipro.co.jp/servlet/servle…
④キョーリンリメディオ

キョーリンリメディオ
【製造販売中止のご案内】クロフェドリンS配合シロップ
med.kyorin-rmd.com/news/pdf/2025/…

キョーリンリメディオ
【限定出荷解除のご案内】モンテルカスト錠10mg「KM」
med.kyorin-rmd.com/news/pdf/2025/…
⑤杏林製薬

杏林製薬
キプレス錠10mg、OD錠10mg 限定出荷解除のご案内
kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/infor…

杏林製薬
限定出荷製品一覧更新(5月19日現在)
kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/infor…
⑥Meiji Seika ファルマ

Meiji seikaファルマ
メロペネム点滴静注用バッグ0.5g・1g「明治」、オメガシン点滴用0.3g・点滴用0.3gバッグ 限定出荷解除のご案内
meiji-seika-pharma.co.jp/medical/produc…
厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
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厚生労働省:医療用医薬品供給状況
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①調剤業務の一部外部委託について薬機法改正から見えてきた課題と展望【5/22 オンラインセミナー】
このニュースレターについての説明はこちら👇
本日の情報は以上です。
本日も張り切っていきましょう(^^)
それでは次回の配信もお楽しみに♪
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