3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/11/25号

【ちょこっと解説】

• 11月17日までの1週間における全国の新型コロナウイルス患者数は、前の週より増加し、1医療機関当たりの平均患者数は1.9人と、8月以来約3か月ぶりに増加に転じた。

• 秋田県、岩手県、北海道など、42の都道府県で増加傾向が見られ、特に秋田県は6.33人と高い数値を示している。

• 厚生労働省は、例年冬に感染が拡大する傾向を踏まえ、引き続き咳エチケット等の基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。

【ちょこっと解説】

日本医師会は、財政制度等審議会（財制審）が提案した医療制度改革案に対し、強く反論。

• 地域別単価の導入や特定過剰サービスへの減算措置は、医療現場の実情を無視した机上の空論であり、医療費負担の公平性を損なうものであるため、到底受け入れられない。

• 医療機関の経営情報のさらなる公開については、個別の医療機関や医師の給与が推測できるような事態や情報漏洩を防ぐため、慎重な運用が必須。

• セルフメディケーション推進についても、安易な保険適用範囲の見直しは、適切な医療へのアクセスを阻害する可能性があり、容認できない。

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【ちょこっと解説】

• チルゼパチドは、肥満を伴うHFpEF患者における複合心不全イベントリスクを有意に38％抑制し、KCCQ-CSSで評価されるQOLの改善にも効果的であることが示された。特に心不全増悪のリスク抑制に寄与。

• 研究は二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験で行われ、左室駆出率50％以上の慢性心不全患者731例を対象に、チルゼパチドの心不全イベントとQOL改善効果を評価。

• 結果により、今後GLP-1受容体作動薬が肥満HFpEF治療で重要な役割を果たす可能性があるが、薬剤のアクセシビリティーや使い分けに関する課題が残る。

【ちょこっと解説】

日本における非細菌性急性呼吸器感染症に対する抗菌薬処方の実態調査から、以下の3点が明らかになった。

• 抗菌薬処方の現状: 対象患者の約17.5%に抗菌薬が処方され、その88.3%が広域スペクトラム抗菌薬であった。多く処方されたのはクラリスロマイシン、レボフロキサシン等である。

• 抗菌薬処方と診療所の関連性: 院長の年齢が高い、患者数が多い、単独診療の診療所では抗菌薬処方が多い傾向にあった。特に院長年齢の影響は大きく、60歳以上の診療所では45歳未満の診療所に比べて2倍以上のオッズ比を示した。

• 今後の展望: 今回の結果は、抗菌薬適正使用に向けた介入の必要性を示唆するものである。特に、多忙な診療所や高齢の院長への介入は重要と考えられる。

【ちょこっと解説】

• 気象の変化により体調不良を訴える患者は多く、特に「頭痛」が80.1％で最多であるが、確立された治療法が存在しないため、医師たちは苦慮している。

• ストレスへの対応や生活習慣の改善、漢方薬の使用などが推奨されているが、効果の限界や科の選択に不明確さがあり、さらなる情報を求める声が多い。

• 医師自身も気象病に悩むケースがあり、情報の不足が診療の難しさにつながっている。解決策として、漢方薬や自律神経の調整法、アプリの活用が試みられている。

関連情報👇

【ちょこっと解説】

• マクロライド系抗菌薬は苦く、子どもに服用させるのが困難である。そこで服薬補助食品として「おくすりパクッとねるねる」が登場した。

• 「おくすりパクっとねるねる」は、お菓子のねるねると同様に粉に水を加えて練るだけで作れる。薬剤を練り込むと、苦み抑制される。

• しかし徐々に苦みが出るため、服用後は早めに水分を取ることが望ましい。子どもが作って楽しめる点から、選択肢の一つとなりそうだ。

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こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

４月１日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

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本日の情報は以上です。

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