3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/4/4号

それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇

2024年度診療報酬改定で新設された医療DX推進体制整備加算について、日本医師会は導入・維持費用の負担軽減と紙カルテへの対応を課題として挙げ、国への働きかけを強化していくことを表明しました。
長島公之常任理事は、オンライン資格確認などのランニングコストを全て賄えるわけではないと指摘しつつ、補助金・診療報酬上の手当てなどを求めていく考えを示しました。
また、紙カルテでも医療DXのメリットを享受できるよう、標準型電子カルテの閲覧機能を紙カルテでも利用できるように主張していくことを強調しました。
この他、医療DXの将来像として、適切な情報連携による医療の質向上と医療現場の負担軽減を掲げ、誰一人取り残されないようIT教育や研修機会の確保も求めています。
日本医師会はこれらの課題解決に向けて積極的に取り組んでいくとしています。

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岸田首相は経済財政諮問会議で、「実質1%を上回る経済成長」による持続可能な社会保障制度の構築を強調し、医療・介護給付費対GDP比の上昇抑制に取り組む方針を示しました。
政府は医療費の地域差半減や地域医療構想の推進を掲げ、第4期医療費適正化計画に具体的な目標や施策を盛り込む方針です。
医療DXの推進や給付・負担構造の見直しなど、様々な取り組みを通じて医療費の長期的な抑制を目指すとのこと。
医療DXの推進はやはり必須項目となっていきそうですね。

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大塚製薬とジョリーグッドは、VR技術を活用した感情認知訓練プログラム「感情認知トレーニングVR」の提供を開始しました。
このプログラムは、怒りや喜びといった基本感情を段階的に学べる内容で、VRで体験する具体的な場面を通して、登場人物の表情や言動から相対する人の感情を読み取る力を養います。
訓練者はVRゴーグルを装着し、訓練者はタブレット端末で訓練者の様子を観察できます。複数人で同時に訓練することも可能です。
価格は月額6万円からで、今後さらにコンテンツを増やす予定です。
VRでリアルに近い現場を再現できることも大事ですが、それ以上にバーチャルの空間で失敗できる安心した環境が用意されていることが学習を行う上での大きなメリットだと感じます。

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• 厚生労働省作成ポスター：長期処方･リフィル処方せんについて当院からのお知らせ

厚労省は、2024年度診療報酬改定で導入された長期処方・リフィル処方箋への対応状況を伝える医療機関向けポスターを公開しました。
ポスターでは、28日以上の長期処方とリフィル処方箋の発行に対応可能であることをイラスト付きでわかりやすく説明しています。
地域包括診療加算、地域包括診療料、生活習慣病管理料I・Ⅱの各施設基準には、「患者の状態に応じ、28日以上の長期の投薬を行うことまたはリフィル処方箋を交付することについて、当該対応が可能であること」を、院内の見やすい場所に掲示するよう盛り込まれていますので、こちらのポスターを活用して対応していきたいですね。
上記「関連情報」よりダウンロードが可能です。

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厚生労働省：物流2024年問題の医薬品業界への影響と考えられる対応について

4月1日、運送業、建設業、医師の時間外労働の上限規制が施行されました。
 長時間労働の是正が期待される一方で、物流の停滞、路線バスの減便、地域医療への影響など、「2024年問題」と呼ばれる課題も懸念されています。
厚生労働省からは医薬品や医療機器などの流通への影響についても事前に案内が出ています。

以下が2024年問題によって想定される医薬品流通への影響です👇

• 発送から納品までの配送に係るリードタイムが長くなる

• 輸送に携わる人材不足により、輸送品質をこれまでどおりに維持することが難しくなり、外装ダメージの増加など、輸送業務の品質が低下する恐れがある

• 例として、これまで同一の場所に１日数回配送を行えていたが、従来通りの回数の配送が困難となるなど、納品タイミングの柔軟性（頻度・時間など）が損なわれる

• 運送業者のコスト増及び運賃への転嫁により、医薬品の製造や販売に関わる企業の物流コストが上昇し、医療機関・薬局への販売価格への価格転嫁につながる

早めの発注や、配送コストを加味した価格交渉などが求められています。

近年、医療分野でも生成AIが注目を集めており、論文検索や執筆を効率化するツールとして活用できる可能性があります。
こちらの記事では、医師が利用できる生成AIツールとして、ChatGPTのGPTs、Claude 3 Opus、GoogleのGeminiを紹介し、それぞれの特徴と使い方が解説されています。
どの生成AIが医療分野でどのように活用できるのかといった現在地を把握する上でも参考になる記事です。

こちらの「X」（旧Twitter）アカウントではここでは紹介しきれなかったその他の医療に関するニュースもご確認いただけます(^^)是非ご確認ください↓

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

４月１日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

このニュースレターについての説明はこちら👇

本日の情報は以上です。

本日も張り切っていきましょう(^^)

それでは次回の配信もお楽しみに♪