3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/6/26号

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• 厚生労働省：『義務化対象外機関におけるオンライン資格確認（資格確認限定型）の導入に関するリーフレット等の送付について（周知）』

厚生労働省は、紙レセプト請求の医療機関・薬局向けに、オンライン資格確認の簡素な仕組み「資格確認限定型」の利用受け付けを開始しました。
これは、12月の現行保険証の新規発行終了に向けた取り組みです。
資格確認限定型は、専用の機器を必要とせず、パソコンやタブレット、スマートフォンと市販のカードリーダーで利用できます。
患者のマイナンバーカードを読み取り、資格情報のみを確認するため、診療情報等の閲覧はできません。
導入を促すリーフレットが、社会保険診療報酬支払基金から医療機関・薬局に郵送されています。

デンマークの製薬会社ノボノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ」は、心不全患者に対する臨床試験で、女性により高い減量効果を示しました。
米国心臓学会の学会誌に掲載されたデータによると、ウゴービは男女ともに心不全の症状や運動機能を改善しました。
注目すべきは、女性の体重減少率が平均9.6％だったのに対し、男性は約7.2％と、女性の方が減量効果が高かった点です。
セマグルチドの減量効果が女性でより大きい理由は明らかになっていませんが、肥満関連の心不全患者への臨床的改善の可能性が示唆されています。 

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厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症患者等への公費支援について、令和6年9月請求分までに終了するよう医療機関等へ周知しました。
この公費支援は、治療薬と入院医療費の自己負担を軽減する特例措置でしたが、3月末で終了し、4月から通常の対応に移行しています。
請求事務は保険請求の枠組みを用いており、財源である緊急包括支援交付金は令和5年度限りのため、都道府県で予算上の対応を実施しました。
必要な請求事務が終了していない医療機関等は、9月請求分までに速やかに行うことが求められています。

厚生労働省は、医療・介護分野を成長産業とするため、国際戦略推進本部を近く発足させます。
目的は、医療サービスや医薬品を海外展開し、経済成長を促すことです。
具体的には、海外からの患者受け入れ（医療インバウンド）や、外国人医療人材の育成、日本の知見を活かした国際貢献について検討します。
高齢化や国民皆保険などの課題解決に貢献しつつ、海外需要を国内へ取り込み、医療技術や医薬品の海外展開を通じて技術革新を促します。関連予算は来年度に計上予定です。
“医療インバウンド”が地域の診療所やクリニックにおいても見込まれるのであれば、外国人医療人材を雇うことで多言語や異文化に対応できるのかもしれません。
そのような外国人医療人材に働いてもらうには、医療DXなどによる業務効率化によって、ある程度の業務を誰でも簡単にできるように準備しておくことも大事になっていきそうです。

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東京大学の研究グループが、脳には心臓の動きを意識的に制御できる神経経路が存在することを、ラットを使った実験で明らかにしました。
ラットに心拍数を下げると報酬を与える訓練を行った結果、心拍数を意識的に制御できるようになったのです。
このメカニズムは、脳の意思決定に関わる領域と自律神経を司る領域の間の神経経路によって実現していることが判明しました。
つまり、意識的な指令が、この経路を通じて心臓を制御する神経へと伝わることで、心拍数の変化が起こると考えられています。
さらに、心拍数の減少に伴い、ラットの不安行動が抑制されることも観察されました。
この研究成果は、将来的にヒトへの応用が期待されており、ストレスへの抵抗性を高める新たな手法の開発に繋がる可能性があります。

山口県周南市の和田地区では、2016年に地元医院が閉院して以来、医療機関のない地域となっています。
住民の57%以上が65歳以上の高齢者であり、車で20分ほどかかる病院へ通わなければなりませんでした。
そこで、全国初の取り組みとして、7月から地区にある高瀬郵便局と協力し、医師が巡回診療を行います。
診療は月1回の対面診療とオンライン診療を組み合わせて実施され、薬局からのオンライン服薬指導や薬の自宅配送も行われます。
高齢者の通院負担軽減を目指したこの取り組みは、全国初の試みとして注目されています。
今後、このような医療機関のない地域は増えていきそうです。
そうなる前にオンライン診療に慣れておくことも、地域の患者さんの健康を守ることにも繋がることになりそうです。

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こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

４月１日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

このニュースレターについての説明はこちら👇

本日の情報は以上です。

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それでは次回の配信もお楽しみに♪