3分で確認!! 本日の医療ニュース 25/5/7号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①15歳未満の子ども数は44年連続、人口に占める子どもの割合は51年連続で減少―総務省

gemmed.ghc-j.com/?p=66692 15歳未満の子ども数は44年連続、人口に占める子どもの割合は51年連続で減少―総務省 | GemMed | データが拓く新時代医療 今年(2025年)4月1日現在、我が国における15歳未満の「子ども」の数は1366万人で44年連続の減少。総人 gemmed.ghc-j.com
関連情報👇
【ちょこっと解説】
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日本の15歳未満の子ども数は1366万人で44年連続減少、人口比率11.1%で51年連続低下。年齢が低いほど人口少なく、国際比較では韓国に次いで2番目に子ども割合が低い国となった。
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全47都道府県で子どもの数と割合が減少。最高は沖縄県(15.8%)、最低は秋田県(8.8%)。神奈川県、愛知県など都市部での減少が顕著。
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少子化は社会保障制度の脆弱化だけでなく、国家存続の三要素「領土」「統治機構」「国民」のうち「国民」減少を意味し、効果的対策が急務である。
②「病院経営の窮状、病院への経営支援の必要性」を国民や国会議員に十分に理解してもらう必要があり、5月中旬に提言公表—日病・相澤会長

【ちょこっと解説】
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日本病院会は5月中旬に5つの提言を公表予定。病院窮状を打開するための財政出動、入院基本料の引き上げ、救急対応病院の経営確保、病院総合医育成、地域経済の支え手としての病院維持が骨子。危機的状況にある病院経営の実態を国民と国会議員に理解してもらうことが狙い。
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6病院団体の調査によれば、診療報酬改定後に医業赤字病院は69.0%、経常赤字病院は61.2%に増加。このままでは人手不足に拍車がかかり、突然地域から医療機関が消失する危険性あり。期中改定での対応と社会保障予算の目安対応廃止を要望。
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入院基本料は実質的に据え置かれており、人材確保や設備維持が困難な状況。病院は地域医療提供の役割だけでなく、雇用創出など地域経済活性化にも貢献する重要な存在。「病院は儲かっている」という誤解を解く必要あり。
③ベイフォータス、米国の10倍以上の薬価が許されるのか

【ちょこっと解説】
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RSウイルス感染症の抗体製剤「ベイフォータス」は、1回の注射でワンシーズン有効な優れた予防薬である。日本では100mgが90万6302円と高額だが、米国では同量が約7万4000円と10分の1以下の価格設定となっている点が問題である。
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高知県須崎市では、製薬会社が欧米並みの価格で提供することで、希望する乳児全員への無料投与を実現。これは厚労省が既存薬「シナジス」に合わせて高い薬価を設定したことへの問題提起となっている。
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医療費増大が課題となる中、高額療養費の上限引き上げ議論に先立ち、ベイフォータスのような不当な薬価差の見直しが急務である。患者負担増の前に取り組むべき重要課題だ。
④外国人患者の受け入れ、トラブルを回避するため必要なものは?

関連情報👇
【ちょこっと解説】
外国人患者の増加に伴い、医療現場では様々な課題が生じている。
1. 事前準備で金銭トラブルを防ぐ
外国人患者との金銭トラブルを防ぐためには、事前に診療費用や支払い方法について明確に伝えることが重要。浦安ツバメクリニックでは、外国人患者向けに英語の問診票と料金表を用意し、クレジットカード払いに限定することで未払いリスクを回避している。本郷耳鼻咽喉科クリニックでは、自由診療の外国人患者に対してデポジット制を導入し、未払いトラブルを減らす対策をとっている。
2. 多言語対応と情報伝達の工夫
言葉の壁を克服するために、多言語対応ツールや翻訳サービスの活用が有効。本郷耳鼻咽喉科クリニックでは、多言語対応ツール導入や院内文書の多言語化など、外国人患者が安心して受診できる環境整備に取り組んでいる。碧水脳神経クリニックでは、翻訳サイト「DeepL翻訳」を活用し、文章を推敲することで正確な情報伝達に努めている。
3. 文化や医療制度の違いを理解する
外国人患者は、日本の医療制度や習慣に慣れていない場合があり、診療範囲が広く、複数の疾患を訴えるケースも見られる。碧水脳神経クリニックでは、外国人患者特有の事情を理解し、丁寧な問診や説明を心がけている。また、処方制限のある薬剤など、母国の医療制度との違いを踏まえた対応も求められる。
⑤オンライン診療/服薬指導ブース「テレキューブクリニック」を発表

関連情報👇
【ちょこっと解説】
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株式会社ブイキューブが、防音個室型「テレキューブクリニック」を発表。プライバシーが守られる完全個室設計で、オンライン診療から服薬指導まで一貫したサービスを提供。2025年5月から提供開始予定である。
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医師の地域偏在による医療アクセスの格差解消と、企業における従業員の健康経営推進という2つの社会課題に対応。山間部や離島などの医療過疎地域、また企業のオフィス内や商業施設などへの設置を想定している。
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2025年の医療法改正で新設予定のオンライン診療受診施設に対応予定。内科・皮膚科・婦人科・精神科など多様な診療科に対応し、予約から服薬まですべてをアプリで完結できる仕組みを構築。2026年度末までに全国500カ所への設置を目標としている。
⑥“寒い時期に受精で誕生の人 肥満リスク低い傾向”研究発表

【ちょこっと解説】
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東北大学の研究チームが、寒冷期(10月下旬~4月上旬)に受精して誕生した人は、暖かい時期に比べて体内の「褐色脂肪」活性が約1.3倍高く、内臓脂肪量が約18%少ないことを発見。肥満リスク低下の可能性を示唆。
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18~29歳の男性約360人と20~78歳の男女約290人を対象とした調査で確認された傾向。生まれた時期ではなく受精時期の気温が重要因子であることが判明。
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ヒトにおける受精時期の気温と褐色脂肪活性の関連性を示した初の研究。米代准教授は「詳細なメカニズム解明を進め、新たな生活習慣病予防法開発につなげたい」と言及。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①岩城製薬

岩城製薬
医療用医薬品 供給情報(2025年5月2日現在)
iwakiseiyaku.co.jp/dcms_media/oth…
厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
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厚生労働省:医療用医薬品供給状況
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①【無料・PECS1単位】2025年5月度(1) Web セミナー「幼児期から学齢期の眠り/不眠と成人の睡眠障害」
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