3分で確認!! 本日の医療ニュース 25/3/13号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
同じ内容の記事を「note」でも投稿しています。
こちらのメールで上手く改行されず読みにくい場合は「note」からご確認いただくと読みやすい場合があります👇
それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①新薬11製品 3月19日収載へ 2製品でピーク時300億円超と予想 肥満症薬・ゼップバウンドは319億円

関連情報👇
【ちょこっと解説】
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2025年3月19日、中医協総会において新たに11成分19製品の薬価収載が決定された。ピーク時売上予想は、日本イーライリリーの肥満症治療薬「ゼップバウンド皮下注」が約319億円、ファイザーの血友病治療薬「ヒムペブジ皮下注」が約301億円と、2製品で300億円を超える見込みである。
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ピーク時売上予想が100億円を超える製品は、上記2製品を含め7製品にのぼる。中外製薬の濾胞性リンパ腫治療薬「ルンスミオ点滴静注」は約286億円、アストラゼネカの気管支喘息治療薬「ファセンラ皮下注30mgペン」は約281億円、BeiGene Japanの慢性リンパ性白血病治療薬「ブルキンザカプセル」は約176億円、ブリストル・マイヤーズ スクイブの潰瘍性大腸炎治療薬「ゼポジアカプセル」は約174億円、第一三共の乳がん治療薬「ダトロウェイ点滴静注用」は約127億円と予想されている。
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バイオジェン・ジャパンの筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「クアルソディ髄注」は、SOD1遺伝子変異を有するALSに対する国内初の治療薬である。有用性加算や市場性加算が適用されたものの、製造原価開示度が50%未満であったため薬価への加算はされなかった。画像い
②【薬局経営状況】令和7年度薬価改定で1薬局あたり200万円の収益減/自民党薬剤師問題議員懇談会で訴え

【ちょこっと解説】
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令和7年度薬価改定により、1薬局あたり200万円の収益減となる見込みであり、現状でも約3割の薬局が赤字経営という厳しい状況。薬価引き下げの影響は薬局でより深刻であり、人件費上昇率も主要民間企業を大きく下回り、人材確保に支障をきたしている。
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自民党薬剤師問題議員懇談会に国会議員・秘書約140名が参集。日本薬剤師会と日本薬剤師連盟が経営の厳しい実態を訴え、医療の質を維持しながら後発薬の使用促進や医療DXの積極導入などの取り組みを示した。
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議員からは「薬剤師の職能を狭めることがないように」との声があり、単なる利便性や財源削減だけでなく、薬剤師の重要な役割の理解促進と医療DXへの貢献の必要性が強調された。
③医療DX推進体制整備加算の再編、届出直しが必要な医療機関も

関連情報👇
【ちょこっと解説】
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医療DX推進体制整備加算が2025年4月から再編され、電子処方箋導入の有無で6区分(12~8点)に分類。マイナ保険証利用率の実績要件も5~15%引き上げとなる体制変更である。
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電子処方箋を導入して加算1~3を算定する医療機関は、2025年4月1日までに新様式での届出が必須。一方、未導入で加算4~6を算定する場合は届出直し不要となる。
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加算の算定には、院外処方の場合は電子処方箋発行または引換番号印字の処方箋発行が必要。院内処方の場合は調剤情報の電子処方箋サービスへの登録が求められる。チェックリストによる運用安全性の確認も実施が必要である。
④電子処方箋、導入予定なしの医療機関が約半数

関連情報👇
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厚生労働省:『「第4回電子処方箋推進会議」参考資料1』
【ちょこっと解説】
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電子処方箋の導入について、病院の44.6%と医科診療所の53.8%が現時点で予定がないと回答している。導入しない主な理由は、高額なシステム導入・改修費用や経済的メリットの欠如である。
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電子処方箋導入のメリットとして、医療DX推進体制整備加算の算定や、医療安全・医療の質向上が挙げられる一方で、紙と電子の共存による業務の煩雑化やシステムトラブルも指摘されている。
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2025年3月14日に、厚労省が電子処方箋に関するオンライン説明会を開催し、導入に対する行政の対応や支援策を周知する。導入施設への補助対象の拡充と診療報酬の加算見直しも予定されている。
⑤【GMOヘルステック】「薬局24 byGMO」を新生スタート/服薬指導にAI活用へ

関連情報👇
【ちょこっと解説】
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GMOヘルステックが運営する「薬局24」が「薬局24 byGMO」として生まれ変わり、処方箋のモバイルオーダーや調剤ロボットを活用した効率的なサービスを展開。薬局での待ち時間短縮を実現。
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服薬指導における薬剤服用歴の記録業務にAIを導入し、音声の自動文字起こし機能により薬剤師の業務効率化を推進。これにより、患者一人ひとりへのきめ細かな対応が可能に。
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電子処方せんを活用した「処方薬デリバリーサービス」を提供し、オンライン服薬指導と組み合わせることで、最短当日発送・送料無料での薬剤受け取りが可能。医療機関での電子処方せん導入率は10.7%まで上昇。
⑥《座り続ける生活で死亡リスク上昇》運動しても座ることで効果は台無し スイス在住の医師は「1日9時間以上立っている」ことを習慣に

#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/633f4… 《座り続ける生活で死亡リスク上昇》運動しても座ることで効果は台無し スイス在住の医師は「1日9時間以上立っている」ことを習慣に(介護ポストセブン) - Yahoo!ニュース 手先を動かし、動物のような動きをまね、呼吸を意識する──。普段とは違う体の使い方が、脳を活性化させる。しかし、そうした news.yahoo.co.jp
【ちょこっと解説】
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座り続ける生活は、死亡リスクや脳疾患、心臓病などの慢性疾患リスクを上昇させる。座る時間が1時間増えるごとに死亡率が2%上がり、8時間以上座ると8%上昇するという調査結果がある。
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運動をしても、長時間座っているとその効果が失われる。アメリカの研究によれば、45〜75歳の被験者で、座っている時間が長ければ記憶に関わる脳の領域が縮小することが確認された。
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医師・平井麻依子さんは座りっぱなしを防ぐために、立つ時間を確保する工夫を実施。スタンディングデスクを活用し、一日9時間以上立っていることを心がけている。
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①鶴原製薬

鶴原製薬
センノシド錠12mg「ツルハラ」販売中止のご案内
tsuruhara-seiyaku.co.jp/medical/member…
②大塚製薬工場

大塚製薬工場
生食注シリンジ「オーツカ」5mL(ルアースリップタイプ)出荷停止解除及び限定出荷継続のご案内
otsukakj.jp/med_nutrition/…?

大塚製薬工場
ネオパレン1 号・2 号輸液の限定出荷解除のお知らせ
otsukakj.jp/med_nutrition/…?
③アルフレッサファーマ

アルフレッサファーマ
出荷停止のお知らせ
クロロマイセチン局所用液5%,クロロマイセチン耳科用液0.5%
alfresa-pharma.co.jp/news/pdflink/N…
④ネオクリティケア製薬

ネオクリティケア製薬
限定出荷解除
ドパミン塩酸塩点滴静注液200mgキット「KCC」
ドパミン塩酸塩点滴静注液600mgキット「KCC」
neocriticare.com/seihin-info/fi…
⑤中外製薬

中外製薬
セルセプトカプセル250・懸濁用散31.8% 【第2報】限定出荷に関するご案内
chugai-pharm.jp/view-pdf/?file…
⑥グラクソ・スミスクライン

グラクソ・スミスクライン
供給状況に関するお知らせ (2025年3月時点)
gskpro.com/content/dam/gl…
⑦住友ファーマ

住友ファーマ
アキネトン錠1mg/細粒1% 限定出荷解除のご案内
sumitomo-pharma.jp/product/packag…
⑧ヴィアトリス製薬

ヴィアトリス製薬
生理食塩液「VTRS」 供給に関するお詫びとお願い
viatris-e-channel.com/viatris-produc…

ヴィアトリス製薬
供給制限実施製品一覧表
viatris-e-channel.com/viatris-produc…
⑨日新製薬

日新製薬
出荷状況リスト(2025年3月12日更新)
yg-nissin.co.jp/products/downl…
⑩日本ジェネリック

日本ジェネリック
生食液NS 限定出荷に関するご案内
medical.nihon-generic.co.jp/a.php?id=1744
4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
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厚生労働省:医療用医薬品供給状況
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①総合診療の視点を薬局へ~薬剤師が地域医療で輝くための6つの実践スキル~
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本日の情報は以上です。
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