3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/6/17号

それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇

デンマークの医薬品監督パネルは、ノボ・ノルディスク社の肥満症治療薬「ウゴービ」の処方制限を医師に勧告しました。
ウゴービは効果が高い一方で高額であり、心臓疾患の予防にかかる費用対効果が見合わないと指摘されています。
具体的には、1回の心臓発作を予防するのに約87万ドルのコストがかかると試算されています。
また、筋肉量の減少や、薬剤中止後の長期的影響に関するデータ不足も懸念されています。
デンマークでは約8万人がウゴービを使用していますが、その費用対効果を疑問視する声が上がっています。
ノボ・ノルディスク社は、ウゴービが心臓病や肥満関連疾患にも効果があると主張し、保険適用の必要性を訴えています。
効果も高く、コストも高い薬剤の処方制限は、医療の持続可能性を考えると日本でも実施される可能性はゼロではないかもしれませんね。

関連情報👇

日本保険薬局協会(NPhA)は、より実践的な被災地支援活動マニュアルを作成しました。
これは、2021年発行のマニュアルが十分に活用されなかったという反省と、能登半島地震での経験を踏まえたものです。
新マニュアルでは、災害対策本部と被災地派遣者のそれぞれのタスクを、発災直後から慢性期までのフェーズごとに具体的に明記しました。
さらに、日本薬剤師会や医薬品卸など他団体や行政との情報連携の重要性を強調し、具体的な連携方法も記載しています。
 必要な備品リストや活動報告フォーマットなども記載され、実用性が向上しています。
また、NPhAは本マニュアルを活用し、継続的な被災地支援体制の構築を目指します。

関連情報👇

消費者庁は、サウナ浴に関する事故の増加を受け、体調に合わせて無理せず安全に利用するよう呼び掛けています。
近年、サウナの健康効果やリラックス効果が注目され、施設の多様化が進んでいますが、それにともなって事故情報も増加しています。
主な事故例としては、やけど31件、切り傷・擦り傷24件、骨折・打撲14件があり、特に40歳以上ではめまいや循環器障害が含まれていることが報告されています。
注意点として、入浴前の注意事項確認や適切な利用、温度に体を慣らすこと、そして異変を感じた場合にすぐに周囲に知らせることが挙げられています。

関連情報👇

リンクジャパンは、まさぼ内科・糖尿病クリニックと提携し、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」を使ったオンライン診療サービスを開始しました。
これにより、診察から服薬指導、薬の宅配予約までをHomeLinkアプリ上で完結できます。
本サービスは、コロナ禍で増加した医療機関への通院控えに対応するもので、内科、糖尿病内科、一部自費診療にも対応しています。初診も可能で、全国どこからでも利用可能です。
リンクジャパンは、今後も連携医療機関の拡大や新築物件への導入を進め、高齢化社会における「医療機関と一体の住宅」という新たな価値提供を目指すとのこと。
マンションや地域と連携してオンライン診療を行う動きは今後も増えていきそうですね。

関連情報👇

岡山県吉備中央町の水道水から有害化学物質PFAS（ピーファス）が高濃度で検出され、住民の健康不安が広がっています。
吉備中央町の事例は氷山の一角で、全国各地でPFAS汚染が明らかになりつつあります。
PFASは人工的に作られた化学物質で、発がんや成長への影響などが指摘されています。
NHKの全国マップでは、111地点で国の暫定目標値を超えるPFASが検出されましたが、98％は汚染源不明です。
吉備中央町では、水源近くに不法投棄された工場の使用済み活性炭が原因の可能性が高いとみられています。
PFASを吸着した活性炭の行き先が不透明なケースもあり、専門家は全国での汚染拡大を懸念しています。
国は、健康への影響調査を進めるとともに、対策を検討していく方針です。

こちらの「X」（旧Twitter）アカウントではここでは紹介しきれなかったその他の医療に関するニュースもご確認いただけます(^^)是非ご確認ください↓

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

４月１日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

このニュースレターについての説明はこちら👇

本日の情報は以上です。

本日も張り切っていきましょう(^^)

それでは次回の配信もお楽しみに♪