3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/7/8号

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厚生労働省は、ドラッグ・ロス解消に向けて新たな取り組みを開始します。
欧米では承認されているが日本では未開発の86品目について、国が積極的に情報整理を行い、未承認薬・適応外薬の評価と開発要請を加速させます。
これまでは学会や患者会からの要望を待っていましたが、今後は国主導で医療上の必要性を評価します。
日本製薬工業協会も協力姿勢を示し、患者さんに必要な医薬品を迅速に届けられるよう、全力で取り組む方針です。

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厚生労働省は、2025年度の医学部臨時定員の配分について検討会を開催しました。
医師多数県の臨時定員地域枠を2割削減し、医師少数県・少数区域などに振り分ける方針が決定しました。
その結果、医師多数県の臨時定員は2024年度より30枠減の161枠となります。
ただし、恒久定員内の地域枠を一定以上配置していた県では、2024年度臨時定員の1割を復元して配分されます。
検討会では、復元された臨時定員枠の活用状況の報告や、医師少数県が地域枠拡充のための大学側との調整時間の確保などの要望が出されました。

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2024年7月1日、抗菌薬適正使用体制加算に必要なサーベイランス結果が診療所版J-SIPHE（OASCIS）事務局より公開されました。
この加算は、2024年度診療報酬改定で新設されたもので、算定にはAccess抗菌薬の使用比率が60％以上、またはサーベイランスに参加する医療機関の上位30％以上であることが求められます。
今回の結果によれば、上位30％に当たる診療所の使用比率は33.25％で、病院と有床診療所の31.3％とほとんど変わりませんでした。
また、各施設の使用比率中央値は18.94％と報告されています。抗菌薬の適正使用が求められる中、診療所と病院での取り組みに大差はないことが示されました。
抗菌薬の適正使用は耐性菌対策として重要であり、今後の動向が注目されます。

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2024年度診療報酬改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」について、マイナンバーカードによる医療機関受診実績基準の設定が議論されています。
支払側は、医療DX推進には高い目標設定が必要とし、医療機関側の努力不足を指摘しています。
一方、診療側は、患者側の理解不足や地域差など、医療機関側の努力だけでは解決できない課題も多く、現状の取り組みを阻害しない低い基準設定を求めています。
医療DX推進には、診療側と支払側の双方が協力していく必要がありますが、現状では意見が対立しています。今後の議論では、段階的な加算設定も検討されると見込まれます。
また、医療情報取得加算については、マイナンバーカードと保険証の一体化を踏まえ、廃止すべきかどうかの議論も始まっています。
さらに、DPC病院から地域包括医療病棟への転換が進んでいることや、条件付き承認を受けた医薬品の評価方法についても、今後の検討課題として挙げられています。

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生成AIを活用した医療文書作成支援システム「AIメディカルアシスト」を搭載した電子カルテシステム「MegaOak/iS」が、2024年4月にNECから販売開始されています。
医師の働き方改革で業務負担軽減が課題となる中、東北大学病院とNECの実証実験では、AIを用いることで紹介状の作成時間を平均47％削減できることがわかりました。
AIメディカルアシストは、カルテから候補キーワードを抽出する「医療テキスト分析AI」と、医療文書の下書きを作成する「生成AI」で構成されています。
ただし、AIが誤った情報を出力するハルシネーションには注意が必要で、医師による最終確認は欠かせません。
生成AIを適切に活用することで、削減した文書作成時間分、患者に接する時間を増やせる可能性があります。
NECは自社のクラウドサービスや生成AIを用いてセキュリティーを確保しつつ、2028年度までに医療機関100施設での実装を目指しています。

島津製作所と東北大学は共同で、老化のメカニズムを解明する研究所を設立しました。
老化に関わる体内の化学反応をコントロールし、不老長寿薬などの開発を目指します。
海外では、不老長寿は「Longevity」と呼ばれ、未来の成長産業として注目されています。
世界の不老長寿スタートアップへの投資額は急増しており、約500社が事業開発に乗り出しています。
日本でも数社のスタートアップが立ち上がっており、抗老化関連食品や老化細胞を除去する商品の開発などに取り組んでいます。
ヒトゲノム解析のコストと時間が大幅に減少したことで、研究が進みやすくなっていますが、一方で、信ぴょう性の低い技術や倫理面での問題もあります。
不老長寿の研究は黎明期にありますが、裾野を広げつつある市場に成長しています。
人類の平均寿命は過去100年で40年近く延びており、今後さらなる長寿化が期待されます。

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こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

４月１日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

• 厚生労働省：医療用医薬品供給状況

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。

このニュースレターについての説明はこちら👇

本日の情報は以上です。

本日も張り切っていきましょう(^^)

それでは次回の配信もお楽しみに♪