3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/7/12号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
同じ内容の記事を「note」でも投稿しています。
こちらのメールで上手く改行されず読みにくい場合は「note」からご確認いただくと読みやすい場合があります👇
新しくブログもスタートしました!
こちらは医療情報など全く関係ない、中身の無いブログですが、物好きな方は是非ご覧ください👇
それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①中分子医薬品市場 28~30年に3000億円突破 23年は2299億円 富士経済

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中分子医薬品市場が拡大しています。
富士経済によると、2023年の市場規模は2299億円で、2030年には3284億円に達する見込みです。
この成長は、2型糖尿病治療薬のマンジャロや肥満症治療薬のウゴービなど、新薬の登場が大きく貢献しています。
マンジャロは需要急増により一時期限定出荷となりましたが、現在は解除されています。
中分子医薬品は、2~50のアミノ酸で構成されるペプチドを有効成分とする医薬品で、がんペプチドワクチンの開発も進んでいます。
既承認製品の伸長と新薬の増加により、市場は今後も拡大すると予測されています。
この調査は、富士経済の専門調査員によるヒアリングや関連文献調査などを通じて行われました。
②処方箋の発行形態別の取り扱い整理 厚労省が薬局向け資料公開

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厚生労働省は8日、薬局向けに処方箋の発行形態別の取り扱い内容を整理した資料を公開しました。
この資料では、処方箋の発行形態(紙、電子処方箋など)ごとに、調剤結果情報を電子処方箋管理サービスに登録する際の電子署名の要不要や、処方箋の原本保存の可否などが分かりやすくまとめられています。
資料は上記「関連情報」の厚労省のサイトからご確認下さい。
③日本零売薬局協会が解散 規制強化方針に「役割終えた」
日本零売薬局協会が解散しました。
同協会は2020年に設立され、零売の普及を目的に活動してきましたが、厚生労働省が零売の規制強化を決めたことと、中核だった「GOOD AID」がファーマライズホールディングスの子会社になったことで役割を終えたと判断したようです。
厚労省は、例外的なケースを想定した零売が日常的に行われることを問題視し、法令上の規制を強化する方針を決めました。
これにより、零売をビジネスとして継続させるのは厳しい状況になったとのことです。
薬局・薬剤師の可能性を広げることが期待された「零売」ですが、残念です。
④「80歳以上女性」の34.8%が1人暮らし、世帯全体では所得減少し「生活が苦しい」との声は過去5年間で最多―2023年国民生活基礎調査

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2023年の国民生活基礎調査によると、高齢世帯における単独世帯の増加と所得減少が課題として浮き彫りになりました。
80歳以上の女性では3人に1人以上が単独世帯で生活しており、その割合は年々増加傾向にあります。
世帯全体の平均所得は前年比で減少しており、特に高齢者世帯では減少幅が大きくなっています。
物価高騰の影響もあり、「生活が苦しい」「大変苦しい」と回答した世帯の割合は過去5年間で最多となりました。
高齢者の単独世帯増加に伴い、医療・介護サービスの充実や生活支援がますます重要となっています。
⑤「薬と病名」が増え続ける。医療DXで患者の気持ちに寄り添うケアは可能か フィンランドで考えた

#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/expert/article… 「薬と病名」が増え続ける。医療DXで患者の気持ちに寄り添うケアは可能か フィンランドで考えた(鐙麻樹) - エキスパート - Yahoo!ニュース 「病名」と「処方薬」だけが増え続ける現代。でも、それは患者が本当に求めていることだろうか?私たちは大切な何かを忘れてはい news.yahoo.co.jp
この記事は、医療のデジタル化(DX)が患者中心のケアにどのように貢献できるかについて、フィンランドで開催された会議のレポートを中心に述べられています。主なポイントは以下の通りです👇
1. 現代医療では「病名」と「処方薬」が増え続けているが、それが本当に患者のニーズに合っているかという疑問が提起されています。
2. 医療従事者の不足を補うため、AIやデジタルデバイスの活用が重要視されています。
3. デジタル技術を使用することで、患者の健康状態をリアルタイムでモニタリングし、個別化された治療アドバイスを提供することが可能になります。
4. 一方で、デジタル化が進む中でも、患者を「人間」として扱い、その気持ちに寄り添うことの重要性が強調されています。
5. 医療従事者には「エンパシー(共感)」スキルが必要不可欠であり、テクノロジーはそのための時間を生み出す助けになる可能性があります。
6. 最終的には、テクノロジーの賢い活用が、新しい医療と患者の関係性を築く鍵になると期待されています。
全体を通して、デジタル技術がもたらす医療のパラダイムシフトが、人間中心のケアを推進し、より効果的な医療サービスの提供に貢献することが期待されています。
⑥食事管理と「ポケモンスリープ」による睡眠改善でダイエット効果が約2倍--「あすけん」らが調査

#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/3c931… 食事管理と「ポケモンスリープ」による睡眠改善でダイエット効果が約2倍--「あすけん」らが調査(CNET Japan) - Yahoo!ニュース ポケモンがリリースした睡眠ゲーム「Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)」について、AI食事管理アプリ「あすけ news.yahoo.co.jp
関連情報👇
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)とAI食事管理アプリ「あすけん」が、ポケモンの睡眠管理ゲーム「ポケモンスリープ」を用いた調査を実施しました。
この調査では、参加者2063人が90日間以上ポケモンスリープを利用し、並行してあすけんで食事管理を行いました。
その結果、約45%のユーザーに睡眠時間の延長が確認され、特に睡眠時間が増加した人はダイエット効果が約2倍、寝つきが改善された人は2.2倍の効果が見られました。
睡眠の改善によって食欲関連ホルモンやエネルギー代謝が影響を受け、ダイエットが促進された可能性があります。
今回の研究は、ゲームが睡眠改善とダイエットに役立つことを初めて学術的に示したものです。
研究者たちは今後もゲームを活用した睡眠科学の発展を目指すとしています。
私も子どもたちとポケモンスリープを続けていますが(だいぶ飽きてきましたが)、ダイエット効果は得られている実感がなかったので、早速「あすけん」もダウンロードしてみようと思います!
こちらの「X」(旧Twitter)アカウントではここでは紹介しきれなかったその他の医療に関するニュースもご確認いただけます(^^)是非ご確認ください↓
【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①塩野義製薬

塩野義製薬
イソジン 限定出荷のお知らせ(第2報)
med.shionogi.co.jp/news/package/2…
②田辺三菱製薬

田辺三菱製薬
「リプルキット注10μg」の限定出荷開始について
medical.mt-pharma.co.jp/di/file/info/i…

田辺三菱製薬
コレミナール錠4mg・細粒1%/販売中止のご案内
medical.mt-pharma.co.jp/di/file/info/i…
③Meiji Seika ファルマ

Meiji Seika ファルマ
オランザピン細粒1%「明治」 販売中止のご案内
meiji-seika-pharma.co.jp/medical/produc…

Meiji Seika ファルマ
医療用医薬品 供給状況情報
meiji-seika-pharma.co.jp/medical/supply…
④共和薬品工業

共和薬品工業
ケフラール®カプセル 250mg
出荷再開のご案内
amel-di.com/medical/di/dow…
⑤日医工

日医工
フロセミド注20mg「NIG」
限定出荷のお知らせ
nichiiko.co.jp/medicine/file/…
⑥鶴原製薬

鶴原製薬
弊社製品の供給についてのお詫びとご連絡
tsuruhara-seiyaku.co.jp/medical/member…
4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇
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厚生労働省:医療用医薬品供給状況
医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。
【その他のご案内】
①漢方のおはなし 〜めまいを漢方で紐解く〜
このニュースレターについての説明はこちら👇
本日の情報は以上です。
本日も張り切っていきましょう(^^)
それでは次回の配信もお楽しみに♪
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