3分で確認!!　本日の医療ニュース　24/3/7号

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2024年度薬価改定の影響は企業によって大きく異なり、ツムラは不採算品再算定の影響でプラス24％と大幅な改定となりました。
一方、アステラス製薬は主力品のイクスタンジやSGLT2阻害薬の薬価引下げの影響で約8％、小野薬品はオプジーボやDPP-4阻害薬の薬価引下げの影響で9％台と、2型糖尿病治療薬の影響を受けた企業は打撃を受けています。

2024年度薬価改定は、医薬品安定供給への転換点となりそうです。
後発品の企業指標導入により、安定供給貢献企業が可視化され、薬価引上げの対象となっています。
（※安定供給企業の薬価引上げ：78成分規格124品目。後発品収載5年以内、安定確保医薬品などが対象。）
ジェネリックビジネスモデルは、薬価差によるシェア拡大から、安定供給への貢献へと転換を迫られています。

共和薬品工業は3月1日付でメディパルホールディングス傘下に入りました。
共和薬品は過去に親会社が二転三転しており、2022年には不正製造問題で行政処分を受け、その後、業績悪化により事業再生ADR制度の適用を受けていました。
日医工も品質問題や経営悪化でADR手続きを経てメディパル傘下に入っており、両社は事実上の兄弟会社となります。
業界関係者からは、販売品目重複による非効率性を解消するため、両社を統合し再編するのではないかとの声が出ています。

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国立長寿医療研究センターは、75歳以上の患者の在宅医療における薬剤師の多職種連携を促進するため、「多職種連携推進のための在宅患者訪問薬剤管理指導ガイド」を公開しました。
ガイドでは、高齢者総合的機能評価（CGA）に基づいた評価項目や、薬剤起因性老年症候群の原因薬一覧など、薬剤師が適切なアセスメントを行い、多職種に情報を共有するためのポイントを網羅。
医療・介護従事者間の連携強化により、高齢者の在宅生活における薬物療法の質向上と安全確保に貢献することが期待されています。

2024年度調剤報酬改定で注目される「対人業務」。
こちらの記事では医師と薬剤師、それぞれの視点から「真の対人業務とは何か」ということについて考察されています。
今後は、医師と薬剤師が連携し、患者のストーリーを共有しながら、より質の高い医療を提供していくことが期待されており、参考にしたい記事です。

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