3分で確認!! 本日の医療ニュース 23/12/5号
本日もお忙しい医療従事者の方にささっと情報をお届けしていきます💊
同じ内容の記事を「note」でも投稿しています。
こちらのメールで上手く改行されず読みにくい場合は「note」からご確認いただくと読みやすい場合があります👇
それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①ファイザーが卸絞り込み、地域3社と取引終了へ 中北・鍋林・マルタケ、「第2弾」あり得るとの声も

ファイザーが来年4月からの流通体制見直しを発表しました。
急性リンパ性白血病薬「ベスポンサ」、血友病B「ベネフィクス」、抗生物質製剤「タイガシル」は東邦グループに集約され、他の製品については大手卸や地方卸との提携が続きます。
外資系メーカーを中心に取引の絞り込みが進む中、ファイザーもGSKなどと同様に大手卸との取引を絞り込むことも予想されており、市場に大きな波紋を呼びそうです。
また、2024年度薬価改定に向けた薬価調査で、平均乖離率(速報値)が約6.0%と過去30年で最小となった要因の一つとして医薬品メーカによる「1社流通」が影響しているとの指摘もあり、このような卸を絞り込むメーカーの販売戦略に対しても様々な意見が出てきそうですね。
参照元↓
②長期収載品の選定療養化、日医はトラブル懸念し明確化求める 患者負担を求める場面めぐり議論

患者負担を求める場面めぐり議論
医療維新 | m3.com m3.com/news/iryoishin… 長期収載品の選定療養化、日医はトラブル懸念し明確化求める 後発品のある長期収載品に患者負担を求める選定療養化を巡り、日本医師会常任理事の長島公之氏は12月1日の中医協総会(会長: www.m3.com
中医協総会は1日、後発品のある長期収載品に患者負担を求める選定療養化を巡って議論しました。
長期収載品の選定療養に関しては、民間有識者でつくる令和国民会議(令和臨調)の提言によると、特許が切れた薬から後発薬(ジェネリック医薬品)への置き換えで2679億〜5115億円もの医療費抑制効果があるとされており、注目が集まっています。
ただ、選定療養を適用するケース、対象品目、保険給付や選定療養の負担に係る範囲など、選定療養化にしていく上での課題も山積しており、目下の後発品の安定供給の見通しが立たない状況などから見ても早期に実現させることは厳しい状況となっています。
以下、中医協総会で上がった主な指摘です👇
1. 後発品の薬価基準: 最も高い薬価を後発品の基準とする提案があり、これが選定療養の保険給付にどう影響するかが懸念されている。
2. 逆転現象: 後発品の最低薬価を基準とする場合、最高薬価の後発品を選択することで、逆に保険給付が高くなる可能性があり、これが混乱を招く可能性が指摘されている。
3. 患者負担水準: 選定療養の際の患者の負担水準について、AG(後発品の最高薬価を基準)か否かで給付率を変える提案があり、これが患者にどう影響するかが懸念されている。
4. 医療上の必要性の明確化: 医療上の必要性の定義が曖昧であり、患者トラブルを避けるためにも明確なルールの設定が求められている。
5. 供給不安: 後発品の供給不安が続く場合、どのような柔軟な運用がなされるべきかが懸念されている。
6. 院内処方・入院時の対応: 選定療養が入院現場にどのような影響を与えるかが不透明であり、特に院内処方や入院時の対応に関して、選定療養を外すべきかが議論されている。
7. 対象品目の選定: 後発品の上市後の年数や置換率を対象品目の選定にどう結びつけるかが懸念され、特に移行期間や置き換え率の考慮が求められている。
参照元↓
③姿消す小銭、ピーク比9割減の7億枚 キャッシュレス普及

国内の貨幣製造枚数が減少し続けています。
背景にはキャッシュレスの普及や、銀行手数料の値上げなどがあり、近年は製造枚数の減少傾向が鮮明になっているようです。
世界的に見ると、日本のキャッシュレス決済比率はまだ低く、将来的には80%まで拡大する計画です。
また、25年国際博覧会(大阪・関西万博)では完全キャッシュレスが予定されており、万博を機にキャッシュレス化の動きが加速することが予想されています。
キャッシュレス化が遅れている日本の中でも、とりわけ遅れていると言われるのが医療業界です。
医療機関もこの流れに適応し、患者にとってより便利な支払いオプションを提供することが求められていくことになりそうです。
参照元↓
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①ヴィアトリス製薬

ヴィアトリス・ヘルスケア/ヴィアトリス製薬
ジエノゲスト錠「MYL」 販売中止のご案内(コード変更版)
viatris-e-channel.com/viatris-produc…

ヴィアトリス・ヘルスケア/ヴィアトリス製薬
2023年12月 2023年 販売中止予定のご案内(在庫消尽時期更新、ジエノゲスト錠「MYL」コード変更版)
viatris-e-channel.com/viatris-produc…
②ニプロ

ニプロ
供給に関するお詫び
『セフォチアム塩酸塩静注用 1g「NP」』
『セフォチアム塩酸塩点滴静注用 1g バッグ「NP」』
med.nipro.co.jp/servlet/servle…
③住友ファーマ

住友ファーマ
「ツイミーグⓇ錠500mg」の通常出荷再開日のおしらせ
sumitomo-pharma.jp/product/packag…
④沢井製薬

沢井製薬
全製品供給状況一覧
med.sawai.co.jp/pdf/announce/a…
⑤ファイザー

ファイザー
ジスロマック細粒小児用 10% 一時的な出荷停止及び限定出荷のご案内
pfizermedicalinformation.jp/system/files/a…

ファイザー
スルペラゾン静注用 1g
限定出荷による出荷再開のご案内
pfizermedicalinformation.jp/system/files/a…
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【その他のご案内】
①どうなる調剤報酬改定① ~ 年内の動きをおさらい!中医協と財務省の方針は? 〜 12/7 Web開催

薬局経営者様向けに、PHB Design株式会社 代表取締役社長 狭間 研至先生を講師に迎え、継続して開催しているプレミアムセミナー。
2023年12月 ~ 2024年3月は、2024年度 トリプル改定直前の特別企画として「どうなる調剤報酬改定シリーズ」(全3回)と題し、薬局業界の動向と未来について、皆さまと一緒に考えてまいります。
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結局2023年の議論ってどう進んだの?
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調剤報酬以外の報酬改定の影響ってあるの?
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2024年度 トリプル改定、どんな準備ができるの? などなど。
本セミナーでは、「薬局DX」「データヘルス改革」「2024年度 トリプル改定」などのキーワードを基に、これから未来を見据えた薬局経営を実施するうえで、事前に押さえておくべきポイントについて、ディスカッションを交えてお話しいたします。
視聴者の皆さまから直接演者にもご質問もいただけます。
薬局業界の最新情報や今後の医療を取り巻く環境変化についてヒントを得られるセミナーです。
ぜひ、ご参加ください。
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本日の情報は以上です。
本日も張り切っていきましょう(^^)
それでは次回の配信もお楽しみに♪
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